糖値が高いとどうなるの?
年を重ねると血糖値の値が気になるようになります。
健康診断でイエローカードやレッドカードを出されたことがあるひとも多いのではないでしょうか。
血糖値は常に一定でいるのではなく、日々の生活の中で上下を繰り返しています。
そして検査をして血糖値がいくらかわかることで病気の診断ができたり健康状態をチェックすることができます。
一般に「血糖値が高い状態がつづくのは悪いことだ」という認識があります。
では血糖値が高くなると、いったいどのようなことが起きるのでしょうか。
また、血糖値が高くなる原因は何があるのか、糖尿病という病気について説明したいと思います。

・そもそも血糖値とは?
血糖値とは血液中のグルコース濃度(ブドウ糖濃度)のことをいいます。
血糖値はつねに一定というわけではなく、食事や運動などによって上下します。
空腹時は健康な人であれば80‐100㎎/dL程度といわれます。
私たちの体内にはたくさんのホルモンが分泌されており、そのホルモンによって血糖値は調節されます。
おもに血糖値を上げるホルモンが「アドレナリン」「グルカゴン」「成長ホルモン」「コルチゾール」、
血糖値を下げるのが「インスリン」です。
血糖値を上げるホルモンが多いのに対し、
血糖値を下げるホルモンは少ないです。
これは血糖が生命の維持にとても重要な役割を果たしているからです。
そのため血糖値が下がりすぎないよう、血糖値を上げるホルモンのほうが多くなっているといわれます。

・高血糖状態がつづくとどうなるか
高血糖の状態になるとさまざまな症状がみられるようになります。
「のどが渇きやすくなる」「多飲」「多尿」「疲れやすくなる」「風邪をひきやすくなる」などが挙げられます。
そしてさらに長期にわたって高血糖状態がつづくと「目の網膜の異常」「腎機能の低下」「動脈硬化」「脳梗塞」などを引き起こしやすくなってしまいます。

・高血糖の原因は?
血糖値が高くなる原因は、「食事」にある場合もあります。
パン、麺類、米などの「炭水化物」や、デザートなどの「甘いもの」は血糖値が上がりやすい食品です。
また食事を摂る時間が不規則だったり、いつも満腹になるまで食べてしまうひとも注意が必要です。
ほかには「運動不足」や「ストレス」も血糖値が高くなる原因になります。
運動不足は体の筋肉量の減少につながります。
筋肉があれば基礎代謝を上げてくれるのですが、筋肉量が減ると代謝が下がり、血液中のブドウ糖の消費も進まなくなってしまうのです。
そして血液中にブドウ糖が残り、高血糖の状態になってしまいます。
またストレスも血糖値が上がる原因になります。
ストレスは自律神経に影響しやすく、強いストレスを長時間受け続けると、血糖値が上がりやすくなるといわれます。

・糖尿病にならないようにするには
血糖値が高い状態がつづく病気の代表で「糖尿病」があります。
糖尿病は大きく「Ⅰ型糖尿病」と「Ⅱ型糖尿病」の2つにわけられます。
糖尿病患者のほとんどがⅡ型糖尿病であり、食事や運動などの生活習慣が原因で引き起こされるといわれています。
このⅡ型糖尿病を予防するにはどのような対策が必要なのでしょうか。
やはり「食事」が大きなポイントになります。
糖尿病予防の食事のポイントとしては「炭水化物を控える」「ゆっくりと時間をかけて食べる」ことが挙げられます。
お米や麺類などの炭水化物は血糖値を急激に上げやすい食品です。
また早食いをしても血糖値が急に上がってしまうため、ゆっくりと噛んで食事を楽しむことが大切です。
ほかにも「過度のストレス」や「喫煙」も血糖値を上げやすくします。
「バランスの取れた食事」「適度な運動」「ストレスの発散」「禁煙」が糖尿病の対策には重要です。
そしてこれらは糖尿病だけでなくすべての生活習慣病の対策に共通しています。

takai