軟骨って何?
関節の構造を徹底解説!
私たちは日々どこかへ出かけ新しい景色を見たり、興味のあるものに手を伸ばしたり、空を見上げたりします。いつだって何をするにしても体を動かし指やひざを曲げ前に進みます。体の節々には「関節」が存在して、手、肩、ひざ、首などを曲げたり伸ばしたりしています。いつも無意識のうちにそれらの関節を動かしていますが、いったいどんな構造をしているのかご存知でしょうか。骨と骨とを結んでいる関節、どうしてスムーズに動かすことができるのでしょうか。今回は関節の構造について説明したいと思います。

・関節とは何か
私たちの体は骨と骨とを連結し「靭帯」や「筋肉」によってつながっています。そしてその連結部分にあるのが「関節」です。周囲の筋肉によって関節を動かしており、その動かす向きや範囲は関節によってある程度決まっています。関節の周囲には「滑膜」という膜があり、そこから「滑液」というものを出しています。滑液は関節をなめらかに動かすための潤滑油のような役割をしています。

・関節の基本的な構造
私たちの体には300以上もの関節が存在しています。「関節軟骨」や「滑液」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。関節は「関節包」というものに覆われており、その内側に関節軟骨や関節液が存在しています。関節軟骨とは骨と骨とのつなぎめの部分に存在し、「プロテオグリカン」や「コラーゲン」などによって構成されてます。関節液は滑膜から分泌され、関節をスムーズに動かすための潤滑油のような働きをしています。関節軟骨には血管や神経が少ないのが特徴で、代わりに関節液によって栄養を運んでもらっています。

・関節液ってどんなもの?
関節液は関節内にある関節腔を満たしている液体です。滑膜から分泌され、「糖たんぱく質」「ヒアルロン酸」を主成分にしています。粘性や弾性を持っており、人間の関節液は比較的量が少ないといわれています。関節液は関節をスムーズに動かす潤滑油のような役割をするほか、「関節軟骨」や「半月板」への栄養の供給を行っています。

・関節軟骨の成分とは
骨と骨とを結ぶ間にある関節軟骨は、なめらかに関節を動かすために重要な働きをしています。関節軟骨は「軟骨細胞」「プロテオグリカン」「Ⅱ型コラーゲン」「水分」などの成分から構成されています。プロテオグリカンは保水性のある成分で、「グルコサミン」などを含んでいます。加齢によって関節が痛むのは、この関節軟骨がすり減ってしまうことが原因といわれています。

・関節痛を起こす「関節リウマチ」とは?
関節リウマチは、自分自身の免疫の異常によって引き起こされる病気です。関節に炎症が起こり骨や軟骨が破壊されて腫れたり痛んだり、動かすのが困難になってしまうのが特徴です。男性よりも女性の発症が多く、とくに30~50代に多く見られるといいます。関節リウマチの炎症は関節の滑膜部分の組織から起こることが多いため、炎症が滑膜の組織にとどまっている初期の段階で見つけることが大切です。

・健康的な関節をつくるためには
年齢を重ねることで関節に痛みを生じる人は多いです。これは関節軟骨のすり減りや、加齢によるものが原因です。あまりにも関節の痛みが続くと階段の上り下りや外出が億劫になってしまいます。
健康的な関節を維持するには適度な運動やストレッチ、そしてバランスの取れた食生活が大切です。高カロリーなものや米などの糖質の摂りすぎを防ぎ、代わりに野菜を多めにとったり腹八分目を意識することも大切です。肥満により体重が増えすぎるとますますひざに負担がかかって軟骨がすり減る原因になることもあります。プロテオグリカンの材料となるグルコサミンやコンドロイチンを配合したサプリメントも多く販売されているので、いろいろ試してみるのもいいかもしれません。