年を重ねることで出てくる悩みとして「立つときに膝が痛む」「体を動かすと関節が痛い」といったものがあります。私たちは日々の生活の中で体を動かさない日はありません。健康でなにも問題のないときは気にも留めませんが、いざ体の節々が痛むと普段の健康のありがたみを実感することができます。昨今、「関節の痛みの対策」としてグルコサミン配合のサプリメントなどの商品が多く流通しています。そのためグルコサミンという名前を一度は耳にしたことがあるかもしれません。ではグルコサミンとはいったいどんなものなのでしょうか。今回はグルコサミンとはいったい何なのか、そしてグルコサミンと軟骨の関係について説明したいと思います。

・グルコサミンとはなにか
グルコサミンはアミノ糖の一種で、人間の体内にも存在しています。そしてグルコサミンは現在、サプリメントなどの健康食品としても販売されています。関節やひざの痛みの対策として用いられるようになったことから認知度が上がりました。そしてグルコサミンは自然界にも広く存在しています。たとえばカニの甲羅や動物の骨、キノコなどの菌類の細胞壁の成分に含まれています。グルコサミンという成分は軟骨の健康のサポートをするといわれています。私たちの体には300以上もの関節があります。そして軟骨は私たちの体中の関節をスムーズに動かすために必要な存在です。時に、何らかの原因で軟骨が傷ついたりすり減ってしまうことがあります。そうなると関節をスムーズに動かすことができにくくなり、痛みを感じてしまうことがあります。「散歩やジョギングが習慣の人」「登山やレジャーが趣味の人」「毎日活動的に過ごす人」は積極的に摂りたい成分です。

・軟骨が減ってしまう原因とは?
軟骨が減ってしまう原因には「ケガ」「加齢」「不規則な生活習慣」などがあります。過度に体を動かしたり、激しいスポーツなどによってケガをした場合、関節に大きなダメージを与えてしまうことがあります。とくに普段あまり運動をしていないような人がいきなり無理をした場合、軟骨が傷つきやすくなってしまいます。また、加齢によって年々軟骨の量がすり減っていきます。年を重ねることで体が変化してしまうのは仕方がありません。しかし生活習慣を改善することでそのすり減りをできる限り食い止めることはできます。「食生活の偏り」や「運動不足」は軟骨の状態と密接にかかわっています。健康的な習慣が関節の健康につながっているのです。

・グルコサミンを取り入れる方法は?
グルコサミンは「カニの甲羅」「フカヒレ」「鶏の軟骨」などに多く含まれています。しかしこれらを毎日とり続けるのは難しいと思います。そこで手軽にグルコサミンを摂りいれる方法としてサプリメントを利用するのがおすすめです。バランスのとれた食生活を続けるのはもちろん、そこへ健康の補助としてグルコサミン配合のサプリメントを摂りいれるとよいでしょう。サプリメントにもさまざまな種類がありますので、目的に合った商品かどうか購入の前にしっかりとチェックしましょう。サプリメントは薬ではないため、即効性はありません。しかし長く利用し続けることで、体に不足しがちな成分を補うことができます。また、軟骨のすり減りが気になる人は、サプリメントを摂るとともに、ストレッチやウォーキングなどの激し過ぎない運動を続けることをおすすめします。激しい運動やスポーツですとかえって軟骨をいためてしまうことがあります。軽めの運動を続けることで体も心もリフレッシュし、血行もよくなります。

・グルコサミンとコンドロイチンのちがいとは?
グルコサミンとセットで耳にすることがあるのが「コンドロイチン」です。コンドロイチンはムコ多糖類の一種で、軟骨の破壊を抑制したり軟骨に栄養を与えるために必要な存在です。関節や軟骨はこのコンドロイチンとグルコサミンのコンビネーションによって保たれているのです。そのためサプリメントなどでは2つとも含まれている製品が多くあります。