はちみつとローヤルゼリーのちがいとは?
昨今の健康ブームでは日々さまざまな商品が注目されています。
テレビや雑誌などでも多くの健康食品を取り上げたり、「肥満にならないようにするにはこれをするのがいい」「こうすれば健康寿命がのびる」など専門家が解説したりしています。
どの家庭にもある「はちみつ」は、健康補助として利用されながらも煮物やカレーの隠し味に入れたりトーストに塗ったり、レモンと合わせてジュースにしたりなど色々な方法で利用されています。
また、数十年も前から日本でも知られるようになった「ローヤルゼリー」ですが、こちらもさまざまな家庭で健康補助の目的として利用されています。
ところではちみつとローヤルゼリーって何がちがうか知っていますか?
「どちらも体によさそうなもの」というあいまいな認識をしている人も多いかと思います。
今回ははちみつとローヤルゼリーの違いについて説明。

・そもそもはちみつ、ローヤルゼリーとはなにか?
▼はちみつとは
はちみつとは、蜂が集めた「花粉」「蜜」から作られた蜂の食料のことです。花粉を巣の中で加工したもので、ほとんどが糖分でできています。そしてその糖分のほとんどを「フルクトース」「グルコース」という成分で占めています。糖分のほかには微量に「ビタミン」「ミネラル」「アミノ酸」などが含まれています。はちみつは原料となる植物によってその「色味」や「花粉」が変わってきます。
▼ローヤルゼリーとは
ローヤルゼリーとは、働き蜂によってつくられた女王蜂のための食料のことです。働き蜂が集めてきた「花粉」「蜜」を働き蜂の体内で分解・合成して生成されます。女王蜂が他の働き蜂よりも寿命が長く体が大きいのはこのローヤルゼリーを食べているからといわれます。

・はちみつとローヤルゼリーのちがいとは?
▼作られ方のちがい
はちみつとローヤルゼリーはどちらも蜂によって作られるものですが、その製法から違います。はちみつもローヤルゼリーも花粉や蜜を原材料にしていますが、花粉に含まれる成分が蜂の酵素によって分解されます。そして蜂の巣の中で保存されていくうちに水分が減り、糖分が上がってはちみつが完成します。はちみつは花の蜜よりも保存期間が長く、すぐに体内で利用できる優秀な食料です。それに対してローヤルゼリーはというと、生後10日くらいの若い蜂が花粉や蜜を食べ体内で消化・吸収したのちに咽頭腺から出されて作られています。もともと巣に女王蜂が存在しないと、蜂たちに“女王蜂を生み出そう”という本能が働き、女王蜂を育てるための豊富な栄養源であるローヤルゼリーを作り出すといいます。つまりはちみつは働き蜂たちの食料であるのに対し、ローヤルゼリーは女王蜂専用の食料になります。
▼栄養素のちがい
はちみつとローヤルゼリーは原料はともに花粉や蜜ですが、栄養素はかなり違います。はちみつはその8割が糖分でできているのに対してローヤルゼリーの糖分は1割ほどしかありません。そのためはちみつは口に入れるととっても甘いのですが、ローヤルゼリーはあまり甘みもなく独特の風味がします。そしてはちみつは糖分が主成分なのに対し、ローヤルゼリーはアミノ酸が主成分になります。アミノ酸とはタンパク質のもとになるもので、私たちの肌や髪をつくるのに欠かせない成分です。ローヤルゼリーはそのほかに「ビタミン」や「ミネラル」も豊富に含まれています。女王蜂は働き蜂の何倍も長生きをし、体もずっと大きいです。その強靭な体を作るのにローヤルゼリーの豊富なアミノ酸などの栄養素が要になっているのです。

・はちみつとローヤルゼリーの利用
はちみつは古くから人間の食料として利用されています。そのほかにものどの痛みや口内炎の炎症に利用され「おばあちゃんの知恵袋」というように代々伝わっています。ローヤルゼリーもまた健康補助のために健康意識の高い人々に活用されています。蜂と人間の歴史は長く、これからも切っても切れない関係が続くのでしょう。